4月から一人暮らしを始めようと思っている方。新社会人や、社会人2,3年目でそろそろ一人暮らしを始めようと考えている人向けに、かかる支出について解説します。
住み始めてから「こんなにかかるんだ、ピンチ…!」とならないためにも、解説していきます。
家賃
家賃は一番高い固定費です。住む場所によって家賃は変わりますが、給与手取り額の3割以下に収めるとベストです。もし手取り額が18万円だとすれば、5万4千円までになります。
また、契約時にかかる火災保険料は2年ごとに支払いが、更新料も1年後に支払いがある場合も多いので、事前に確認し、把握しておきましょう。
光熱費、水道代
いわゆるインフラ費です。電気代は季節によって変動が大きく、夏場・冬場は使い方によっては1万円近くになることもあります。ガス、水道は変動が少なく、2,000円前後でしょうか。水道代は固定という物件も多くあります。ガス・電気・水道代合わせて5,000~10,000円ほどかかると思っておくといいでしょう。
これらの引き落としはクレジットカードにしておくとポイントが貯まるのでお得です。
インターネット代
実家に住んでいたときは大抵インターネットは使い放題だったと思います。そのためスマホの通信容量を下げていた人は、容量を20GBなどに増やすか、WiFi等の契約が必要になります。月3,000~4,000円ほどかかります。
日用品
洗剤、シャンプー、石鹸、トイレットペーパーなどです。これらは一人暮らしならば意外と月1,000~1,500円ぐらいしかかかりません。安い日にまとめて買っておくといいでしょう。
食費
食費は3万円前後かかると思います。外食の頻度やランチ代によって大きく代わります。なるべく自炊して、ランチは弁当にすると食費は節約できます。
交際費
飲み会、彼女とのデート代などです。調整のきく支出ですので、家計がピンチなら飲み会を控えるなどしたほうがいいでしょう。職場での無駄な付き合いは減らし、2万円以内に抑えるのがベストです。
交通費
会社までの定期代が支給されているならば、定期圏内で生活するようにすれば月1,000円ほどしかかからないでしょう。もし家賃補助がある会社ならば、交通費は出ないところもあると思います。
被服・美容費
この項目は男女で差が出ると思いますが、服は下着や仕事用のシャツなどを除いて毎月買うのをやめて、シーズンごとにまとめて買うようにするといいと思います。美容費は化粧水や整髪料などのスキンケア代と美容院代などです。合わせて月1万〜1万5,000円ぐらいに抑えたいところです。
保険料
保険は加入していない人もいるかもしれませんし、周りが入っているから入ったという人もいると思います。必要な保障を見直し、月5,000円以内に抑えるといいでしょう。20代で一人身であれば、死亡保障もそんなに必要ありませんし、医療保障を中心に考えるといいでしょう。月2,000〜3,000円でも十分かと思います。
臨時費用
友人の結婚式や、突飛な支出のために上記以外に毎月2万円ほど残るようにしておきたいですね。あとは、趣味にかけるお金も必要です。ストレスをなくすための気分転換となる趣味ならいいですが、お金を使いすぎて生活を圧迫することのないように気をつけましょう。
家計シミュレーション
上の各項目をシミュレーションしてみます。
家賃54,000
光熱費、水道代6,000
スマホ・インターネット代8,000
日用品1,000
食費25,000
交際費20,000
交通費1,000
被服・美容代15,000
保険料3,000
雑費5000
臨時費用20,000
合計158,000
手取りが18万円だとすると、臨時費用を含めて42,000円の余剰ができていますので、少し貯金もできるでしょう。
しかし、各項目変動はありますし、雑費を5,000円としていますが、いつのまにか使っている(なくなっている)お金がもっと多く発生するかもしれません。いわゆる使途不明金です。一人暮らしは想定外の費用がかかってしまうこともあるので、家賃をこれ以上あげるのは少し危険かもしれません。
まとめ
余裕をもった家計プランを立てましょう。実際に生活してみると、シミュレーションと全然違う…ということもありえるので、都度見直し、給料日前に「金欠」になってしまわないようにしましょう。